>WonderMeta×PABLOS美術館

MEMBER INTRODUCTION

メンバー紹介


チームWonderMetaとは?

香川大学の小児科医、教育学部准教授、長期入院児とその家族を支援するNPO法人代表らによって結成されたチームです。「新しい技術を使って闘病中の子どもたちにわくわくする支援を」がモットーです。長期入院や度重なる入院、通院が必要なお子さんが抱える社会的孤立、教育機会の損失、心理的負担を目の当たりにし、彼らが楽しく創造し、病院やご自宅など場所を問わず、社会や人とのつながりを感じられるよう、新しい技術を使って“わくわぐできる体験を実現していきたいと考えています。

川口 幸穂小児科医

株式会社ボストンコンサルティンググループにて約6年勤務後、医師免許を取得。現在は大学病院で小児科医として勤務する傍ら、2021年から「長期入院経験のあるお子さんを招待するティラノサウルスレース」を毎年主催。

長期入院の子どもたちと接する中で、社会とのつながりが途絶えがちな現実を目の当たりにし、表現の場を届けたいと考えるようになりました。病棟内での小さな展示でも喜ぶ姿に触れ、メタバースには大きな可能性を感じています。このプロジェクトを通して、小児慢性特定疾病への理解と、子どもたちが社会とつながるきっかけが生まれることを願っています。

小西 行彦香川大学教育学部 特別支援教育 准教授

小児科医として20年以上の経験を持ち、現在は教育分野でも病弱児の学びを支える研究・実践に取り組む。

慢性疾患を抱える子どもたちは、病気の症状だけでなく、不安や孤独感、教育機会の制限といった課題にも直面しています。昨年より教育学部に籍を移し、教育現場での取り組みの遅れを知り、本プロジェクトに参加しました。メタバースでのアート活動は、子どもたちの交流や自己肯定感の向上、そして学びの第一歩となると期待しています。

吉田 ゆかりNPO法人 未来ISSEY代表理事

2024年、こども家庭庁「こどもまんなかアワード」にて総理大臣表彰を受賞。患者家族の支援施設「みらいキューブ」や、生活・学習支援など多様な活動に取り組む。

小児がん経験者の母として、入院生活の孤独や不安を身をもって感じました。子どもたちに少しでも心おどる時間を届けたく、本プロジェクトに参加しました。学生ボランティアとの関わりが社会とのつながりを実感する機会となり、笑顔や自信につながることを願っています。当事者と専門職が協働するこの活動が、支援の輪を広げる一歩になると信じています。